教員になるメリット・デメリット

教員
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なりたい職業として上位をキープしている教員。子ども好き、教えることが好き、恩師にお世話になったなど、教師になりたいと思う動機は様々あるかと思います。今回は、元教員の僕が教員になるメリットとデメリットを紹介していきます。

メリット

やりがいがある

教員になって一番よかったと思えるのは、やりがいです。教員の頑張る糧は、子どもの成長と言っても過言ではありません。どのように授業を展開したら面白く、そしてわかりやすくできるか。どんな声がけをすればやる気が出るか。いつもそんなことばかりを考えています。生徒の成長に最前線で関わることができるのが、教員にしか味わえない醍醐味だと言えるでしょう。

さまざまな生徒と関わっていくので、一日と同じ日はありません。正直、生徒が反抗してきたり、授業がうまくいかなかったりと、嫌なことの方が圧倒的に多いです。それでも、生徒の成長を感じられる瞬間に立ち会えたときは、本当にこの仕事についてよかったな、と実感することができます。

自分の色で好きなことができる

一般企業と比較して、教員は自由度が高い職業といえます。それは、学級経営や授業経営で自分のカラーを出すことができるからです。学生時代を振り返ってみてください。先生ごとに授業スタイルが違ったり、クラスの雰囲気も違ったりしましたよね。それは、各先生方が自分の信念を授業や学級へと反映しているからの他なりません。もちろん学年や学年で統一することもありますが、それを差し引いても自分の好きなように得意分野の授業ができるのはいいですよね。

待遇が良い

地方公務員であるので、安定した給与が支給されます。また、年功序列で年々と給与は上昇していくので、企業と比べて安定しているといえるでしょう。加えて、毎年2回ボーナスも支給されます。業績に応じた額ではないので、賞与の保証もされているのはとても大きなメリットと言えるでしょう。教員になれば、一般平均年収を上回る額をもらうことができます。

また、不当に解雇されないことも良さの一つとして考えることができます。教員採用試験に合格するのも大変なことではありますが、一度採用されれば余程のことがない限り解雇されることはありません。これも公立教員のメリットといえるでしょう。

デメリット

とにかく激務

一日の労働時間は8時間と言われていますが、教員は正直無理です。8時間で業務は終わらせることができませんし、そもそも中学校教員であれば部活動によって当然のように超過勤務を余儀なくされます。

朝練のため7時には学校にいき、18時30分まで部活指導をします。この時点で3時間の超過勤務です。生徒の下校を見送ってから、自分の仕事に入ります。休んだ生徒への家庭連絡、翌日の授業準備や校務分掌の仕事、学年会議など…。最近では会議のある日は部活動を休みにしたり、部活動を外部に委託したりと教員の負担を減らす活動が行われていますが、それでも足りないのが現状です。家に帰る頃にはへとへとになっていますね。

残業代が出ない、成果報酬がない

前項でも書いたように、現在の教員は超過勤務をせざるを得ない状況に置かれています。それにも関わらず、残業代が支給されません。そのかわりに、教育公務員特例法(よく教特法と言われます)で月額給与の4%上乗せされることになっています。しかしこの法律は昭和41年当時の教員残業時間の基準なので、現在には見合っていません。今日の中学校教員の6割は、過労死ライン(60h)を超えているなかで、未だこの法律が通っているのです。

また、モチベーション維持も難しいです。企業でいえばインセンティブとして成果を出した分だけ報酬をもらえるところもありますが、教員はいくら良い学級を築こうと、学力をいくらあげようと報酬はありません。生徒のためにやったことではありますが、何もないのが続くのはモチベーションの維持に苦しむ要因になるかもしれません。

正解がない

教員の仕事には、これをすれば間違いない!というものが存在しません。授業の指導方法や部活指導、生活指導まで、すべては生徒がいて成り立っています。その生徒は、一人して同じ人はいなく、全員に合った指導というのはありません。

「どこまでも追究することができる!」と思えばメリットかもしれませんが、その分休み返上でもやらなければ正直追いつきません。この点は、完璧主義な人にとっては一番苦しい面かもしれません。

最後に

今回は、教員をやってきて感じたメリット、デメリットを紹介しました。給与や雇用は保障されている一方で、想像以上に激務であることがわかったかと思います。

メリット
・やりがいがある
・自分の色が出せる
・待遇が良い

デメリット
・激務
・正解がない
・残業代、成果報酬がない

実際このように書きましたが、ぶっちゃけ教員は損得勘定で動いていたらやっていけません。最も大切にしなければならないのは、教育に対する情熱です。特に迷っている人は、「とりあえず教師になろっかな」でなるべきではないことは断言します。長い人生なので、じっくり考えた上で行動をとりましょう。

コ メ ン ト

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